産後生活

【母乳育児】出過ぎても辛いんです。分泌過多との付き合い方。

妊娠前、妊娠中、出産、そして産後。母になるまでの道のりには、幾多の困難が続いていきますよね。きっと、何ひとつ苦労しなかったという人はいないのではないでしょうか。

もちろんお産の痛みは格別ですが、私がそれ以上に悩まされたのは、産後の授乳でした。

ぺ~にょ
ぺ~にょ

こんにちは、ぺ~にょです。

昨年6月に第五子次男を出産しました。

2026年1月現在、生後7か月を迎えています。

今回も出来れば早くやめたいなぁと思いつつ、今のところなんとか完母での育児を続けています。

やめたい理由ですが、それは分泌過多でこれまで幾度となく母乳トラブルに悩まされてきたからです。

参考

過去4回の母乳育児は、仕事復帰や旅行のタイミングに合わせて、それぞれ7か月間、5か月間、8か月間、4か月間続けた後、断乳をして完ミに切り替えました。

この記事を読んでわかること

  • 分泌過多の人あるある
  • 分泌過多の私がたどり着いた、理想の授乳スタイル
  • 出過ぎる母乳と、無理なく付き合っていくためのヒント
  • どうしても詰まってしまったときの対処法

思い描いていた母乳育児、理想と現実のギャップ

2018年に初めての出産を経験するまでは、母乳育児がこんなにも大変なものだと想像していませんでした。

産後に大変なのは、赤ちゃんの夜泣きやお世話で夜眠れないことを想像していて、授乳そのものだとは思っていなかったんですね。

産前、私が思い描いていた授乳の姿は、まるで聖母マリア像のように、あたたかく、穏やかで、神聖な時間でした。

赤ちゃんを胸に抱き、微笑みながら母乳をあげる——

そんな美しい光景を想像していました。

しかし、現実はそんな優雅なものではなく、分泌過多の私にとってはいつも真剣勝負。

毎回必死で、余裕などありませんでした。

とはいえ、今回で5回目。

第一子を産んだ頃の自分と比べれば、場数だけは無駄に踏んできました。

悲しきかな、私は失敗から学ぶタイプのようで、これまで沢山の失敗を重ね、辛い思いを経験してきたのです。

なので、今回はそんな苦い経験を通して確立した、私なりの授乳スタイル(分泌過多の私の場合)についてお話したいと思います。

なお、ここでご紹介する方法は、すべての方に当てはまるものではなく、医学的に推奨されたやり方というわけでもありません。

あくまで一人の体験談として、同じように悩んでいる方が、「こんな選択肢もあるんだ」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

みんながみんな適量出ればいいのにね。
ぺ~にょ
ぺ~にょ

母乳地獄 - 分泌過多で苦しんだ私の体験談

第一子出産… 2018年4月

授乳がこんなに大変だなんて、聞いてないよ・・・
ぺ~にょ
ぺ~にょ
  • 産褥入院を含めて産後は10日間の入院生活をするも、終盤で乳腺炎発症。母乳育児の洗礼を受ける。
  • 同じポジションでないと授乳出来ません。巨大な授乳クッションが必須アイテム、外出先での授乳などもってのほか。
  • 赤ちゃん頼みのおっぱいコンディション(飲み具合に神経質になる)。頭の中は常に張り具合のことでいっぱいで、爆弾を抱えているようだった。
  • とりあえずいつも痛いんですけど。何が正しいのかわかりません。
  • むせる、溺れる、そして寝る
  • 横抱き、フットボール抱き、立ちながらの授乳等、様々な抱き姿勢にトライ
  • 色んな人の色んな声に振り回されまくる

回想シーン

「あ~モンブランだわ」(病院で面会の際にもらったモンブランを食べた後、初めて乳腺炎を経験して、「何かしましたか?」と聞かれたときに言われた言葉。自業自得だと責められているようで、産後のガラスハートにひびが入る)

「詰まる人は体質だからね~これから何回も詰まるよ」(乳腺炎の症状が改善したあとに言われて絶望する)

  • 信じていた「生後〇〇日後がピークだからね。〇〇日後には落ち着くよ」の言葉。…3日、1週間、2週間、1か月、3か月…。落ち着く日をひたすら待つも、そんな日は一向に訪れず。もう信じません。
  • 何が正解かわからず、常に不安(正常な痛み、張り具合)
  • 「絞り過ぎるともっとつくられるよ」の言葉で絞るのも怖くなり。
  • 脂質と糖分を気にし過ぎて、食べること・飲むことが恐怖に(名古屋土産のういろうも食べられず…)妊娠時以上に食べられなくなる。
  • 身体が温まることで分泌されるのが怖くて、お風呂はおろか、シャワーも低めの温度でささっと済ませていた。
  • 何が辛いって、、辛さを吐露してもあまりピンとくる人が身近にいなかったこと(実母、友達、旦那)
  • 友人A「母乳の方が楽だからね~」私「・・・・・?」楽だなんて思ったことありません。
  • 母乳外来を転々とする。母乳マッサージで月5万(くらい)。(自分では対処出来ず、お願いせずにはいられなかった)

分泌過多で悩む私を救ってくれた言葉

産褥入院中に助産師さんから

赤ちゃんにとっては幸せなおっぱいだけどね、お母さんは辛いよね。」(こんなにつらいけど、沢山飲めるから赤ちゃんは幸せなのか…。と少し救われた。)

母乳外来を転々とした後、最後に出会った信頼できる助産師さんから

ここまで本当によくがんばりましたね。」(肯定してもらえたことが唯々嬉しかった)「(母乳育児のやり方について)私たち外野が口出すことではないんです。」(それまで沢山の言葉に振り回されてきた分、周囲の人の声を気にしすぎなくて良かったんだ、と気持ちが楽になった)

退院直後に旦那から

「赤ちゃんが寝ているときぐらい寝てもいいんじゃない?」(授乳間隔を空けまいと、病院で指導された3時間おきに赤ちゃんを起こしては授乳をしていたときに旦那に言われ、自分で自分の首を絞めていることにはっとした)

私が目指した、理想の授乳スタイル

第一子母乳育児の最後に断乳する際、助産師さんから「きっと次は自分の理想とする授乳が出来ますよ」と言われました。

出産から休みなく始まった育児でしたが、初めてのことで、とまどいの連続。

只でさえ慣れない赤ちゃんのお世話で、心にも体にも余裕がない中、授乳が思うようにいかず、正解のわからないまま、手探りの試行錯誤を続けていました。

走り続けてへとへとになった最後にそう言われたことで、ふと立ち止まり「私はどんな授乳を思い描いていたんだろう…」と考えました。

そのときの自分の理想はこんな感じでした↓↓↓

自分も(軽くなって)赤ちゃんも(お腹が満たされて)満足
外出先でも授乳に苦労しない
他の家族が近くにいても授乳出来る

つまり、おっぱいのコンディションに振り回されるのではなく、自分でコントロールしながら母乳育児が出来ること。

それが、私が母乳育児をする上での理想であり、目標だったのだと思います。

初めての出産であっても、特に苦労することもなく、「何が難しいの?」と言わんばかりに、トラブル知らずで過ごすお母さんもいます。

それでもこれは自分の身体のこと。みんな違って当たり前です。

そして我が子を育てるために母乳で育てたいという気持ちが少しでもあるのなら、上手に付き合いながら、折り合いを付けながら、無理のない範囲で続けていけたらいいですよね。

母乳育児のかたちは、十人十色です。そして、赤ちゃんにとっては、あなただけがお母さんです。

他の人と比べたり、産院での指導や育児本の言葉にとらわれず、あなたと赤ちゃんにとって心地よい方法が、きっとあるはずです。

ぺ~にょ
ぺ~にょ

日頃実践している、分泌過多対策

ここでご紹介する方法は、すべての方に当てはまるものではなく、医学的に推奨されたやり方というわけでもありません。

悩む人
悩む人
赤ちゃん頼みの授乳だと、どうしても供給過多で余ってしまいますよね。赤ちゃんの体調や気分によって増減すると、こっちも神経質になりがちで…
私は母乳ケアをして、ある程度自分で調節出来るようになったことで、心身ともに負担がぐっと軽くなりました。
ぺ~にょ
ぺ~にょ

ここからは、私が産院や助産院、母乳外来(〇〇式等)で経験してきたことをもとに、試行錯誤しながら自分なりの方法に落とし込んだセルフケアについてお話しします。

◎一日一回の排乳

目安

250~400cc… 授乳間隔、飲み具合によっても変化しますが、自分が楽だなと感じるくらい、内側から軽く押したときに指が沈むくらいの感覚

やり方

  • 排乳前は必ず手を洗う
  • 蒸しタオル(レンジ 600Wで1分くらい)で全体と乳頭部を温める…時間に余裕があったり、出にくいなと感じたときだけでOK
  • ガーゼを使って乳頭をマッサージ…排乳時にもガーゼで覆いながらやると、母乳による手元の滑りを防いでくれたり、マッサージの痛みを軽減してくれます
  • SMC方式の基底部マッサージをしながら排乳…乳房の付け根に同じ側の手のひらを当て、「土台からやさしくはがす」「乳頭の位置をずらす」ようなイメージで、外側から、次に斜め下から、最後に下からと方向を変えながら、反対側の手で外側から支えて押し出す。

間隔が開いたときや溜まり具合が気になるときは、一日二回絞るときもあります。

排乳をしながら、乳房全体の状態や、つまっている乳管がないかどうかも確認します。

途中で母乳が沸き出てきたら、痛い箇所や、つまりやすい箇所を排乳するチャンスなので、念入りに。

ぺ~にょ
ぺ~にょ
産院などでは、「搾乳量は50cc程度まで、時間は5分以内に収めてください」と指導されました。
しかし、正直なところ、それではまったく楽になりませんでした。

「絞り過ぎると、また母乳がつくられてしまうので、絞り過ぎないように」というのが、よく聞く説明です。
第一子のときは、その教えを忠実に守っていましたが、絞るのを我慢しても、いくら時間がたっても母乳量は減りませんでした。

そこで私は、「絞るのを我慢してトラブルになるくらいなら、いっそ絞ってしまえ。そうでなければ元も子もないし、いざというときに限って誰も助けてくれないじゃん!」と、考え方を切り替えました。

そんな経験から、第二子以降は、思い切って「自分が楽になる程度」まで排乳するようにしています。

そしてこのやり方が自分には合っているのか、それまでとは比べ物にならないくらい心身ともに楽になりました。

△電動・手動の搾乳機だと乳房の状態を確認しながら絞ることが出来ず、ただ母乳を出すだけになってしまい悪循環に陥りがちなので、おすすめしません。

増やすために出すのが「搾乳」。張り・詰まり・痛みを楽にするために出すのが「排乳」です。

◎その他授乳ポイントまとめ

悩む人
悩む人
授乳する際のポイントについて詳しく知りたいです。
授乳を続けていくと自分なりにコツを掴むものですが、具体的にどんな点に気を付けているのか気になりますよね。
ぺ~にょ
ぺ~にょ

トラブルを予防する授乳ポイント

  • 縦抱き(正座、あぐら、椅子)…授乳クッションなどが不要で、どこでも授乳しやすいので、おすすめです。
  • 面倒でも、支えている片方の手を途中で交代して、母乳の出具合に偏りがないようにする。
  • なるべく個室の静かなところで授乳をする。(飲んでいる音で飲み具合を確認するため。=TVは消す。食洗器や扇風機の音も極力気にならないところで。)
  • 一日一回お風呂で身体を温める(シャワー可)…流れを良くして、詰まりを防ぐため
  • 水分補給をしっかり(詰まり予防、夏場は特に要注意)
  • 自分を追い込まない=いつでもやめていい、出来るところまで無理せずやればいいという考えで続ける(断乳時、いつもお世話になっているお薬(カバサール)を早めに入手し、お守り代わりに持っていました)
  • 食事制限はしない、というより出来ないので諦めました(第一子出産後はげっそりしていましたが、今ではめでたく(?)食欲旺盛です)
  • ストレス&疲労は大敵
  • 授乳ブラは戦闘服(着け心地が楽なものというよりも、ある程度ホールド力のあるものを選ぶのをおすすめします)
  • 母乳パッド使用(出来るだけストレスをなくすため、私は付け心地を重視して、「pigeonのフィットアップ・母乳パッドプレミアムケア」を使用)
  • スマホアプリで授乳間隔を記録、ストップウォッチで授乳時間を計測
  • 乳首の先端だけではなく、乳房全体を出して、状態を確認しながら授乳
一度詰まってから自分で解消したあと、乳頭部に乳カスのような白い粒が残ってしまったことがありました。開通はしているけれど、手では取れず、不安に思っていました。しかしたまたま旅行先で温泉に入ると、出た後にすっきりなくなり、解消したということがありました。身体を温めるのって大事ですね。
ぺ~にょ
ぺ~にょ

それでも詰まったときの対処法

以上のやり方で、じゃあトラブル知らずだったかというと、残念ながら5回とも何らかの母乳トラブル(うっ滞、詰まり、白斑、乳腺炎)を経験しています。

例えば・・・

  • 帰省先で授乳間隔が開いてしまったのに、いつもの排乳をさぼって詰まってしまった
  • 子供たちのインフルエンザドミノに巻き込まれ、免疫力が落ちていた
  • はたまた原因もわからず、急に

等々。

嫌な予感は大抵当たるもので、詰まる二歩手前くらいから違和感を感じます(汗)
ぺ~にょ
ぺ~にょ

以下には、そんないざというときの対処法について整理してみました。

  • 信頼のおける助産院、助産師さんを予め見つけておく…助産師さん同士は繋がっていることも多いので、助産師さんにおすすめの方を聞いてみるのもありですよ
  • 助産師会のホームページ(〇〇県助産師会、日本助産師会)…で検索。(但し、載っている先とそうでない先があったり、実際人柄や信頼できるかとうかはわからない(助産師さんも様々、ラクテーションコンサルタントなどの資格もある)
  • 排乳前に蒸しタオル等で温め、血流を良くする
  • 詰まっているとどうしても痛みが強いので、ガーゼで乳頭を保護しながらもみほぐして、排乳する
  • 飲ませたら冷やす(カネソンのマミーホット&クール使用)
  • 詰まりは自分で解消できることも多いので、排乳をしっかり行い、赤ちゃんにも2時間おきくらいに授乳する
  • 不安や痛みもあるが、睡眠をとるなど、なるべく身体を休ませる
以上のポイントを繰り返すことで、大体の詰まり、トラブルは解消しました。しかし、明らかに炎症が起きている場合(他の病気を併発しているなど)、早めに婦人科を受診し、抗生剤を処方してもらうなどの処置をしてもらうことをおすすめします。
ぺ~にょ
ぺ~にょ

母乳育児-分泌過多と戦うあなたへ

第一子を出産した後、つらく苦しい時期に、ネットで調べても「分泌過多」についての情報はなかなか見つかりませんでした

「母乳が出なくて困っている」という声はあっても、「出過ぎてつらい」場合にどうすればよいのかはわからず、いつも爆弾を抱えているような不安の中で、産後うつ寸前の日々を過ごしていました。

そんなときに支えてくれたのは、いつも冷静で的確な言葉をくれた夫であり、最後にたどり着いた信頼できる助産師さん、そして何より、無条件の愛情をくれた娘でした。

母乳育児は、一生続くものではありません。
それは、赤ちゃんと一対一で向き合える、ほんの限られた、かけがえのない時間でもあります。

その時間が、どうか少しでも心と体の負担が少なく、穏やかなものでありますように。
私の体験が、どこかで悩んでいる誰かの支えになれば、これ以上うれしいことはありません。

-産後生活