こんにちは、ぺ~にょです。
妊娠中は困ったマイナートラブルがいくつもありますが、私自身が経験して辛かったものの一つに「妊娠静脈瘤」があります。妊娠回数を重ねるにつれ、程度もかなり進行してしまったので、今回は体験談も交えて、その原因と対策について深掘りしていきたいと思います。
目次
「妊娠静脈瘤」とは
妊娠静脈瘤(にんしんじょうみゃくりゅう)は、妊娠中にできやすい静脈の腫れ・こぶのことを指します。特に脚や外陰部に発生しやすく、血液の流れが滞ることで静脈がふくらんで見える状態です。「下肢静脈瘤」や「陰部静脈瘤」とも呼ばれますが、具体的な症状には次のようなものがあります。
症状:足の違和感、むくみ、だるさ、かゆみ、重い、熱い、びりびり・じんじんする等
体験談
只、このときは見た目に青紫色の血管が浮き出ていただけで、痛みやだるさなどの症状はあまりありませんでした。ひどくなったのは、第5子を妊娠したときで、初めの内は電車で立っているのが辛く、時々足を上げたり、曲げたりすることでなんとかごまかしていましたが、ひどくなると台所に立って調理するのも、立ってシャワーを浴びるのも辛い状況でした。(台所では椅子を傍に置いて、お風呂場ではバスチェアを使用していました)
そんなわけでこれが会社を休職する大きな原因になったわけですが、それでは妊娠中はなぜ静脈瘤になりやすいのでしょうか。
妊娠静脈瘤の原因
私も妊娠中以外で発症したことはなかったのですが、妊娠中に静脈瘤になりやすい主な原因は以下の3つと言われています。
女性ホルモンの増加 妊娠中は、プロゲステロンというホルモンが増加します。これは子宮の安定や妊娠維持に必要ですが、同時に血管の壁を緩め、静脈が拡張しやすくなるため、血液の逆流を防ぐ弁の働きが弱まり、静脈瘤ができやすくなります。
子宮の圧迫 妊娠が進むと、大きくなった子宮が骨盤内の静脈を圧迫します。特に、下半身から心臓へ戻る血液の流れが妨げられ、血液が下肢にたまりやすくなるため、脚の静脈圧が上がり、瘤状にふくらむことがあります。
血液量の増加 妊娠中は赤ちゃんに栄養を送るために、母体の血液量が30〜50%程度増加します。これにより、静脈にかかる負担も増加し、特に下肢の静脈が引き伸ばされて瘤状に拡張しやすくなります。
どうしても重心がかかる為、利き足に症状が出やすいともいわれています
重症度の目安
①見た目も症状もなし(潜在期)
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血管の膨らみなし
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痛み・だるさなどの自覚症状なし
※ただし妊娠後期に突然悪化することもあります
②軽度(毛細血管の浮きや軽い不快感)
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クモの巣状の細い血管が浮いて見える
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脚が少しだるい、重たいと感じることがある
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夕方になると軽くむくむ
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見た目以外の明らかな症状はほぼない
③中等度(明らかな瘤状の血管が見える)
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瘤(こぶ)のように血管がボコボコと浮き出る
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立ちっぱなしで痛み・むくみが悪化
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就寝中にこむら返り(筋肉のけいれん)が起きることもある
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静脈の弁の機能がやや低下している状態
④やや重度(慢性的なむくみが顕著)
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ふくらはぎなどに慢性的なむくみ
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静脈瘤が広がり、だるさ・痛みが強くなる
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皮膚がやや茶色っぽく変色することもある
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かゆみや皮膚の乾燥も起きやすい
⑤重度(皮膚の変化あり)
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皮膚が茶色〜黒っぽく変色(色素沈着)
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皮膚が薄くなり、湿疹やかゆみが強くなる
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皮膚がかたくなる
※この段階に達することは妊娠中は稀ですが、繰り返す妊娠や放置で可能性あり
妊娠中にできる静脈瘤対策(セルフケア)
① 脚を心臓より高く上げて休む
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1日に数回、15〜30分程度足を高く上げる
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クッションや枕を使って、横になるときは足を高く保つ
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寝るときも左側を下にして横向きで寝ると、子宮による静脈圧迫が減る
足を高くすることで、下肢のうっ血(血液のたまり)を軽減できます。
② 弾性ストッキング(着圧ソックス)の着用
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医療用の弾性ストッキングを使用(市販品より圧がしっかり)
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朝起きてすぐ履くのが効果的(血液が下がる前に)
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妊婦向けのマタニティ用ストッキングもあり、お腹周りが快適
医師に相談して、適切な圧力のものを処方してもらうのがおすすめ
私が産科で購入したのは、「オオサキメディカル株式会社の弾性ストッキング オペキュット(女性用)M」でした。使い心地は、冬の間は寒く、暖かくなってくると付けているのが暑く感じてしまうこともあったのですが、静脈瘤の症状は緩和されるので、立っているのも辛いときは付けていると大分楽になり、外出することも出来ました。
また、弾性ストッキングと合わせて、産前産後に使える骨盤ベルトも併用することで、静脈瘤の辛い症状が軽くなったので、長らくお世話になっていました。
③ 長時間同じ姿勢を避ける
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長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしを避ける
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デスクワーク中は1時間に1回立ち上がって軽くストレッチや歩行を
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立ち仕事の場合も、こまめに体重を左右に移動するだけでも効果あり
④ 軽い運動を日常に取り入れる
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ウォーキング(1日20〜30分程度)
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自宅でのふくらはぎのポンプ運動(つま先立ち→かかと上げ運動)
⑤ 体重管理を意識する
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妊娠中の急激な体重増加は静脈瘤を悪化させやすい
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バランスの取れた食事と軽い運動を心がける
⑥ 冷やしすぎ・温めすぎに注意
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極端な温浴やサウナは静脈を拡張させ悪化の原因になる
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反対に、脚が冷えすぎると血流が滞るため、適度な保温が大事
注意点
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セルフケアで症状が軽くなることも多いですが、強い痛みや赤み、腫れ、熱感がある場合は医師に相談が必要です(※血栓のリスクがあるため)。
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妊娠中に静脈瘤がひどくなっても、出産後に自然と軽減するケースが多いです。
妊娠中・産後のビフォーアフター
妊娠中に医師に相談すると産後には大分改善すると言われていました。半信半疑でしたが、実際はどうなったのか、ご参考までに載せておきます。
Before - 妊娠39週

After - 産後3か月


まとめ
今回は妊娠中の数あるマイナートラブルの一つ「妊娠静脈瘤」について深掘りしました。マイナーといっても進行具合によっては厄介なもので、日常生活に支障をきたすものもあります。私の場合、静脈瘤を主な原因として母健連絡カードを書いてもらい、休職をしました。妊娠中には飲める薬や治療法も限られていることが多いので、日頃の生活の中で取り入れやすい、自分に合った解消法を探っていくのが良いかと思います。私も今回の妊娠でこの症状にかなり苦しめられ、外出する際にはかならず濃い色のタイツやレギンスを履いてなんとか過ごしていました。
◎しかし、産後は見た目も改善され、症状もほとんどなくなったので、妊娠中にあまり心配し過ぎなくても良いかもしれません。私自身はずぼらな性格の為、保湿ケアを怠っていましたが、マメにケアすることで状態もさらに良くなっていたかも?と個人的に思います☹